2019.08.28 14:18主役じゃなくても主人公じゃん主役じゃないと気づいたのは、たぶん中学1年の頃だ。僕はバスケ部に所属していたのだが、身長は低く、体重は重く、どうみても運動が得意には見える体型ではなかった。そして事実、得意ではなかった。自分ができないプレーをあっさりとこなす同級生を見て、あっ、僕は主役じゃねーんだなと、おぼろげにそんなことを思った。僕はわかりやすい主役にはなれない。土俵が違えば、どうだろう。いや、そもそも熱量がもともと僕の中にないことはうすうす感づいていた。同級生を見て、僕はまず「敵わないな」そう思った。土俵うんぬんの話じゃない。熱が足りていないんだ。自分に。もてないのだ。熱を。そして考えた。どうやって生きようか。主役にはなれなくても自分の人生の主人公はもれなく自分である。この自分で、...
2019.08.20 03:02サンボマスターに感じる熱さみなさんサンボマスター、聴いていますか?サンボマスターの曲のテーマはかなり一貫していて、「あなたと僕と愛と恋と世界と生きること」これに尽きます。そう、アホほど純粋で中2感満載です。おもいっきりど真ん中ストレートの中です。つらくても、くじけそうでも、あなたを愛して恋して生きていこうぜ、ってこっちが恥ずかしくなるような勢いです。なんだかこの熱さはWANIMAにも似てるな、と僕は思ったんですけど、WANIMAよりはるかに好感が持てる理由は「服装がダサイ」「全体的に陰キャっぽい」「ボーカルが中年童貞っぽい」 上記の3つがあげられるでしょう。これがボーカルの山口の写真です。
2019.08.11 08:19沼田の山の別荘からアキアカネが翔び交う。夏。まごう事なき夏である。入道雲と蝉の声ーなんて使い古されてチープな表現も、いざ体験すると輝かしい一瞬となる。子供は夏に大人になり、大人は夏に子供になる。そんなことを晃一くんは言っていたが、なるほど納得である。日常のあれやこれやが詰め込まれて凝り固まった頭の中にすっと夏の風が入り込んで、クリアになっていく。何も考える必要のない時間。目の前には農地。奥には名前もわからない山々。僕たちだけしかいない。僕たちだけの時間が流れる。だらだらと目を覚まして、インスタントのコーヒーを飲み、トーストにハムとチーズ、目玉焼きを乗せて食べる。そのままゆるっとシーシャを吸って、暑くなってきたら川へ向かう。はしゃいであそんで、落ち着いて、またシーシャ吸っ...