本来であれば、今年の夏休みにはトルコに
行って気球を見ながらシーシャを吸いチャイを
飲むというオサレ旅行の予定であった。
しかしコロナにより様相は180度ターンし、
行き先はトルコではなく名古屋。
なぜ名古屋なのかと聞かれれば、
精神の磨耗した成人男子を
優しく包んでくれる"サウナ"を求めたため、
と答えるであろう。
そうして僕は高速バスに乗り込んだのである。
名古屋までの6時間弱を
ラブコメの胸キュンシーンを読む→
車窓から見える景色をしばし眺める→
ふたたびラブコメに戻る
で乗り切りました。
あと適当にうたたねしてたら着いた。
もはや6時間弱は早い…
( 当たり前ですけど、早くはないです
静岡がわりと長くてまだ静岡なの?ってなる)
名古屋駅は立派であった。
しかし同時になんか庶民的でもあった。
なぜだろう?
名古屋という風土がそうさせるのだろうか?
なんとなく、ダサいのだ。
このちょいダサが名古屋のスタンダード。
終始名古屋はちょいダサい雰囲気がある。
既にお昼という時間も過ぎているが、
お昼ご飯を食べる。
カレーうどんちくわ天乗せという
ベージュ・黄土色・薄茶色のグラデーションは
美しくともなんともなかったが、美味しかった。
さて、今回の旅行の目的は名古屋にある
ウェルビー
というサウナを制覇すること。
名古屋にはウェルビーが3店舗あり、それぞれ
違う特色を持っているらしい。
まずは今池にあるウェルビーに向かう。
なんと、ウェルビー通とあるではないか。
電柱にもところどころ小さな看板でウェルビーと
書いてあるではないか。
むむ、これは思ったよりウェルビーは
名古屋での地位を確立しているのかもしれない…
駐車場にはなぜかキリンが二頭いた。
わりにリアルであった。
よし、入店だ。
結論から言えば、ウェルビー今池は
非常に上質なスーパー銭湯型サウナであった。
他の2店舗と比べて、お風呂に力が入っている。
また浴室スペースも気持ち広くなっている。
何より素晴らしいのは、
浴室スペースの一部が露天となっていることだ。
これが何を意味しているか。
そう、
外気浴ができるということである。
梅雨明けの夏空をすっと爽やかな風が通り、
風鈴がちりんと涼しげな音を立てる。
そんな中での外気浴ときたらもう…
2時間コースで出ようと思っていたが
しっかりと3時間コースになった。
大満足である。
そのまま歩いて栄に向かう。
夕食を取ってシーシャを吸いに行こう。
夕食はココイチグループのパスタ屋、
パスタデココであんかけスパを食べる。
最初誤ってココイチに入り、ひとしきり
メニューを眺めたところカレーしかなく、
店員に尋ねたところ
「二階です…」
となんともバツが悪そうに言われた。
こういう時に照れると負ける。
何と勝負しているか分からないし、
そもそも勝ち負けで言えばもう負けている気も
するのだが、それでもである。
僕は毅然とした態度で立ち上がり、
バックをひっつかんで2階へと上がった。
あんかけスパは普通とやや美味しいの間を
行ったり来たりしているような食べ物であった。
給食のような…そんな味だった。
その後シーシャを吸って、栄のウェルビーへ
向かうのであった…。
ps.パスタデココはやたらと音楽の趣味が僕に
近くて、lucky tapes→cero→キリンジ
と流れていって、ちょっといい気分でした。
0コメント