再来週の土日はBBQを行っているはずである。
天候が大崩れして川が氾濫を起こして
いなければ、という条件付きではあるが。
思えば、わりとこれまでの人生で
BBQをしてきた気がする。
野外で火をおこし肉を焼くことを
BBQと定義するならば、
なかなかの回数を経験してきた。
何一つ経験として身については
いないのが悲しいところである。
父はベランダに小型のBBQコンロと
イスを置いてはもくもくと煙を出しながら
肉とか魚とかいろいろ焼いていた。
僕もその脇でシイタケに醤油をかけて
ジュワァッという音を立てて興奮していた。
今思い返してみると、
非常に牧歌的な家族の休日だった。
(いつからかとなりの住人が口うるさい男と
なってしまい、このベランダミニBBQは
幕を下ろすこととなった。)
なんで人はBBQをするのだろうか。
土手をランニングすると、とにかく多くの人たちが
BBQをしていることがわかる。
火加減なんかも適当だし、肉の鮮度だって
クーラーボックスのなかで怪しくなってるし、
最後のやきそばなんて半分くらいしか
食べられないのに、なんでみんなBBQするのか。
たぶん、BBQは
「仲間内だけのお祭り」なんだと思う。
一緒に祭りを作り、参加し、撤収する。
BBQは食事ではなくイベントなのだ。
だから食事としてのクォリティは2の次。
イベントとしての体裁の方が大切となる。
食べきれない焼きそばはまさに
食事ではなくイベントの象徴と言えるだろう。
加えて、他者の存在が介入しないことも
大きな要因のひとつと言えるだろう。
お祭りやフェスのように、他者の存在があって
はじめてイベントが形作られるものではなく、
ただ仲間内だけで完結するイベント。
それがより一体感を生む。
お祭り感がありながら仲間内だけの気楽さがある。
BBQにおける高揚とリラックスの調和が
人々をBBQにへと駆り立てるのだろう。
BBQの構成比はおそらく以下のとおり。
BBQ=イベント感5:食事2:打ち上げ:3
イベントでありながらうっすらと食事であり、
打ち上げのような雰囲気もある。
そのごった煮感がBBQなのだ。たぶん。
晴れて欲しいです。
PS.今自分の髪型をどういう感じにすべきか、
非常に悩んでいるので、僕を知る有権者の
皆様方に会議して決めてもらいたいです。
(坊主や金髪以外ならなるべく応えます。)
写真はなんの関係もない神楽坂の路地です。
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