バウムクーヘンとミルクレープって似てる気がする。
バウムクーヘンはドイツ生まれの菓子だ。
バウムクーヘンは専用のオーブンを使用する。
でっかいオーブンの中心に、でっかい棒が入ってる。
その棒を包むように生地をくっつけ、
オーブンで焼く。
棒を偏らないようにくるくると回しながら焼く。
そしてある程度焼けたら、また生地をくっつけ、
またくるくると回す。
これを繰り返して切り株みたいな形の
バウムクーヘンができるのだ。
バウムクーヘン、とても手間がかかる。
美味しいけど、手間がすごい。
それがバウムクーヘン。
対して、ミルクレープ。
もうこれは、見た目のまんまの作り方だ。
クレープを丸く薄く焼く。
クリームを塗る。
またその上にクレープを乗せる。
クリームを塗る。
またまたその上に…
n個のクレープとクリームが
n層のミルクレープを作る。
とても手間がかかるけど、
なんだか数学的だ。
なんとミルクレープは日本生まれのようだ。
日本生まれの癖に洒落てる…
ドイツ生まれの武骨なバウムクーヘンと、
日本生まれの知的なミルクレープ…
なんだかかかってる手間は同じくらいなのに、
このイメージの差はなんなんだろう。
やっぱりバウムクーヘンはおばあちゃんや
親戚の人が持ってきてくれたりするイメージが
強いからだろうか。
それとも作り方がケバブに似てるからだろうか。
なんとなく実直なイメージがある。
反してミルクレープは努力を表に見せない
バレリーナのような優雅さがある。
カフェで紅茶と一緒にいただくような、
そんな洋菓子だ。
そう、洋菓子なのだ。
日本生まれなのに洋菓子のミルクレープ。
ドイツ生まれなのに切り刻まれて
スーパーとかで「ひとくちバウム」として
売られているバウムクーヘン。
どっちもおいしくて、好きです。
PS.バウムクーヘンは「バウム=木」「クーヘン=ケーキ」
で木のケーキというらしいです。
ミルクレープは「ミル=千枚」という意味で、
千枚のクレープというらしいです。
psのps.星野源にちょっとハマってしまいました。
いやほんと、結構いいんですよ?
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