ウラジオストクの存在を知ったのは
去年のことだった。
友達が夏休みに行くつもりということで、
話を聞いたのが初めてだった。
日本から2時間半で行けて、
物価は安く、治安もいい。
食べ物も美味しく、街も綺麗。
そしてなによりシーシャが流行っている…
僕は思った。
いつか行かなければならない。
そして今日、成田から出発した。
飛行機は小さい。
サンダーバードに出てくるような
コッテコテのロシア人顔のCAが愛想なく
僕にサンドウィッチを手渡す。
異国感はもう始まっている。
そして、
あっさりと到着した。
空港は小さい。
成田の3分の1以下だろうか。
人も少ない。
釧路空港の方がまだ多かった。
ATMでルーブルを調達し、
タクシーカウンターでタクシーを手配。
やはり全体的に愛想はない。
しかし応対は丁寧である。
タクシーの運転手は50代くらいの男性。
車種はプリウスであった。
ナビには日本語が表記されている。
さすがTOYOTA。
郊外道路は広い。140kmを優に出して
市街地へ向かう。
まるで北海道のようだ。
突き抜けるような草原や田畑の代わりに、
廃墟が点々とある。
いいぞ。実にいい。
僕はウラジオストクが好きになり始めていた。
フロントガラスが割れてるプリウスは
スムーズに僕をカプセルホテルに届けた。
このカプセルホテルは宇宙船のようで、
スターウォーズのような内装であった。
他は安くて普通。
街へ出て、ご飯を食べる。
ペリメニ(水餃子)の美味しい店を
リサーチ済みである。
ビール、ペリメニ、ボルシチで900円ほど。
安い。安いぞウラジオストク。
惜しむべくはサワークリームを頼んだら、
ボルシチにも付いていたことだ。
サワークリームが被ってしまった…
孤独のグルメみたいなことを
ウラジオストクでするとは思わなかった。
味は美味しかった。
ボルシチはハーブが効いていて、
外国の料理だぁ…
とおのぼりさんみたいなことを思った。
おのぼりさんで間違いないので、
まぁこれは順当である。
食べ終わり、街を歩く。
途中にやたらウォールアートが目につく。
ウラジオストクは渋谷のアート感と
お台場のシーサイド感を出して割って
空虚さをアクセントにしたような街だ。
所々に廃墟がある。
観光地なのにまるで声をかけられない。
実によい。
シーシャ屋へ着く。
1軒目、EFFERIUM
Openの張り紙がなければ
まるで店ともわからない。
両隣は廃ビルのようであった。
店内はお洒落なラウンジのようで、
若者ウケする感じだった。
dark sideというメーカーのフレーバーを
頼んでみる。
ピーチ系とオレンジ系のミックスでオーダー。
立ち上げは4個、その後2個。
煙は柔らかく、味も美味しい。
吸いはオデュマンとエジプシャンの間くらい。
やや軽め。おそらくロシアはやや煙重視の
セッティングが多そうである。
おそらくダークリーフ。
ニコチンを強く感じる。
長々と吸っていたらクラクラしそうだ。
炭変えも丁寧で、ちゃんとしたシーシャ屋だった。
1時間半ほど吸って退店。
軽くふらふらしながら海沿いを歩くと、
夜市のような通りとなっており、
杖をついたおばあちゃんがノリノリで踊ってたり、
イケメンがシーサイドカフェで
ファイアーダンスをしていたり、
ゴリゴリのマッチョたちが上裸で鉄棒を
していたりと、なかなかユニークな夜だった。
ホテルに戻って、今日はゆっくり休もう。
ps.ロシア人はやっぱり美男美女です。
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