どちらかというと、僕は「聞き役」の側の
人間としてこれまでを過ごしてきた。
さまざまな人のさまざまな話を聞いてきたのだが、
その人の本質に迫る話はなかなか少ない。
大人のする話とは、
趣味・仕事・恋愛・人生観・・・
おおまかに分けるとそんな話が多い。
だが果たしてそれでその人の本質に
迫ることはできるのだろうか。
もちろんしっかりとその人がコアを
伝えてくれて、こちらもしっかりと
受け止められるケースもある。
しかし逆に、なんでもない話から
その人のコアが飛び出してくることもある。
最近、僕の中である欲求が膨らんでいる。
なんでもない話が聞きたい。
なんでもない話とは、特段落ちもなく、
意見を求めるでもないなんてことない話である。
この話のポイントはあくまで自分の主張で
あるために、
その人の世界の話になるということだ。
その人が何をどう考えているのか、
それが単純に知りたい。
そのために淡々と話が聞きたい。
小さい子の話がまさにそれである。
彼らは小さいが故に話をまとめず、
相手の受け取り方を考えず、
話したいことをそのまま相手に投げる。
コアを取り繕う術を知らないのだ。
小学生の頃に、プロフィール帳がちょこっと
流行った時期があった。
中学の頃は前略プロフで「バトン」なる
質問をまわすのが流行していた。
以外とこういう、くだらないところにも
その人のコアが隠れているのではないか。
テーマのある話では聞くことのできない
その人の意外なコア。
オチをつけることもなく、
共感を求めることもなく、
その人の感性そのままの話を聞きたい。
皆さんのなんてことない話をください。
PS. メガネ2本目半額とかスーツ2着目割引とか、
嬉しいんだけどどこか腑に落ちない気持ち
になるのは僕だけでしょうか?
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