頭の中で爆音で音楽が鳴ってるから聞こえねぇよ!

突然声を荒げてすいません。

ゆらゆら帝国の

「ゆらゆら帝国で考え中」の一節です。


僕は初めてこれを聞いた高校生時代、

頭の中にずっとこびりついて離れなかった。


思い返してみると、昔はしょっちゅう頭の中で

音楽が爆音でなっていた。


部活をさぼって近くのマンションの屋上に上って、

母親が作ってくれたおにぎりを一人食べてた時、


卒業式の前の日にみんなで集まって、

いつも通りみたいなそうでないような、

切なさがほんのちょっと香った時、


友達の家に深夜向かうため立ちこぎで自転車のペダルを

ガシャガシャと鳴らしながら回していた時、


ガールフレンドに呼び出されて公園に向かう時、


バイトで大きな失敗をしたとき、


彼女に振られて近くの橋にウィスキー飲みながら向かって、

思い出の品の数々をそのまま川に投げ込んだ時、


誰もいない真夜中の竹下通りを歩いていた時、


初めてのヒッチハイクでボードを掲げた時、


いろんな音楽が僕の頭の中で鳴り響いていた。




いつからかそれが聞こえる頻度は少なくなった。


年に数回になった。


気持ちのいいランニングをした時、

友達と旅行に行った時、

それくらいになっていた。



でも

最近また響くんだ。



寝不足で、バスケをしてお酒浸りになって、

会議の時にうつらうつらしても、

定時になれば目が冴えて、脳が回転する。


予定があろうがなかろうが、

全力で何かをこなす。


走って、食べて、飲んで、誰かと会って笑って。


昨日、友達から引っ越しを手伝って欲しいと連絡が入って、

実家から大雨の中自転車を漕いで家に帰ってる時、


僕の脳のヴォリュームは思い切りMAXになって、

びしょ濡れになって笑いながらペダルを踏んだ。


ペダルを踏めば踏むほどヴォリュームは大きくなる。

MAXなんてもうわからなくて、

ただただ笑ってた。


睡眠不足でハイになって、大雨浴びて、

僕の肺は全身に酸素を送り込んで、

心臓は永遠に加速するスーパーボールのように跳ねる。



生きていることを実感した時、

僕の脳には音楽が鳴り響くんだと分かった。



そしてさっき、君の話を聞いて、僕の脳はまた熱を帯びている。



僕には君の熱は持ちえないけど、

一生持ちえることなどできない熱かもしれないけど、

それでも今僕の脳は燃えて、指はとりとめのない文章を

タイピングし続けている。


来月には、来週には、明日にはこの熱がぱったりと冷めて、

脳が何の音も流さないジャンク品になったとしても、


今、この時を確かに記して置きたい。


間違いなく音楽は僕の頭の中で爆音で鳴り響いていた。









PS.君の話を聞いて、僕もあの時少し泣きそうになりました。










PSのPS.今回は余りに熱量が高すぎて、本当に恥ずかしい

             文章となってしまっているため、会っても触れないでください。


今日も何かを間違えた

日々の中で間違えたこと ずれたことを綴ります。 岩崎キリン:iwa191cm@gmail.com

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