顔と首だけ日焼けしちゃったよ

マラソンしてました。


今回のタイムは3時間9分10秒。

前回と比べて10分弱の短縮です。

やりました。


前回よりも全然楽でした。

1年の経験値は確かに僕を成長させたようです。


走り終わった後の僕は冷静な顔で荷物を

まとめながら、心の中では亀田大毅よろしく

「シャオラーシャオラー!!!」と吠えていました。


これまでの練習が間違ってなかったという

安心感と目標を達成できた喜びが僕を

亀田家の一員とさせていたようです。


レースを振り返るとこんな感じです。



【スタート~10km】


おしっこしたい。

始まってまだ10分もたってないのに。

僕の膀胱は比較的強靭な方だが、

果たして3時間も持つのだろうか。

不安だ。

まぁ最悪ダメでもタイツしてるし、

バレないかな?バレるか。



ペースをきっちり守って走る。

マラソンには

「30kmまで寝て走る」という格言が

あり、これは脳がカロリーを使ってしまうため、

何も考えるな、ということである。


僕もこれをなぞり、36kmまで寝ていくことにする。



【10km~30km】

かったりぃなぁ。やめてぇなぁ。

こんなことやっている奴が1万人以上いるなんて、

ちょっと皆どうかしてるぜ。

なんて思いながらも走る。


途中故障したのか、コース外を歩いている人が

ちらほら目に付く。

あぁなりたくはないなぁ。



【30km~36km】

去年のマラソンは34km地点から著しく失速して

しまった。「マラソンは30kmまでで半分」という

言葉もある通り、本当にここからが半分なのだ。

ようやく折り返しの気分で、ピッチを刻む。


疲労と筋肉の悲鳴が静かに、でも確かな足取りで

僕の脳にひたひたと近づいている。


聞かないことにして、走る。


膀胱の悲鳴も、聞かないことにして走る。


【36km~38km】


沿道の子供の応援が嬉しい。

40kmまでこのペースで維持して、

最後の2kmは根性でなんとかしよう。


ここまでくればもう去年のタイムは

遥かに更新できそうだ。


走ってきた距離は嘘をつかない。

12月~2月の平均走行距離200kmは

今この時のためにある。


リタイアしていくランナーを尻目に

ピッチを刻み続ける。

僕は絶対にリタイアしない。イケる。


【38km~41km】

40kmからペースを上げる予定だったのに、

なぜか38kmからじわりと上がっている。


頭では我慢してても、

脚の方が我慢できなかった。

でも案外イケそうだ。


疲労と苦痛は脳の遠いところで足踏みをしてくれている。


若干の肩透かしだが、願ってもない。

脚に力を込めた。



【41km~ゴール】

ついにロードの走りが終わり、公園に入る。


そして陸上競技場へ。


一気にピッチを上げる。

上げる。


脚が死んでいる前のランナーを

抜く抜く抜く。


ゴール。



ゴールした途端に全く尿意は消えました。

なんやねん。


【その後】

もうちょっと早く走れたかもと思ったけど、

まぁやっぱりタイムが実力です。

点数をつけるとすれば94点はあげても

いいと思います。


帰ってシャワーを浴びてから飲んだ

エビスビールは、しみじみ染みわたりました。





PS.マラソン用のエネルギージェルは

    とんでもなく甘くて、僕の味蕾は死にました。



PSのPS.ものすごく早い美人のランナーがいて、

             スパルタトレーニングをされたいなぁ、

             と心から思いました。


今日も何かを間違えた

日々の中で間違えたこと ずれたことを綴ります。 岩崎キリン:iwa191cm@gmail.com

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