本音

あ~~~~~~~~~~~

かったりぃ~……

サボリてぇなぁ~……

なにはなくともサボリたい。

いや仕事がつらいわけじゃないんです。

仕事が多いわけでもないんです。
少ないです。
定時できっぱりと帰れます。

甘えてんじゃねーよ言われると
返す言葉もございません。


でもサボリたいんです。

天気がいい日は
「こんな日はサボって公園でビール飲んで
 ぼーっとしていてぇなぁ…」
って思うし、

曇りないし雨だったらなんてことなく
サボリたいと思います。
ただただサボリたい。

正のサボリたいと負のサボリたいですね。

この場合圧倒的に負のサボリたいの方が
強いです。言うまでもなく。

ヒトカゲ選んだ時のカスミくらい強いです。

正のサボりたいの時は、
「まぁでも、頑張るかぁ」とか
「帰ったら今日は飲もう」とか
思えるんですけど、

負のサボリたいの時は何も
思えないんですよね。

サボりたい純度が高い。
スピリタスくらい高い。


ここで皆さんに知ってほしいのは
「休みたい」のではなくて、
「サボリたい」んです、僕は。

有給なんてボコッボコに取れるのですが、
そうじゃないんです。

突発的に、衝動的に、自分勝手に、
サボリたいんです。


高校の時や、大学の時のように
サボっちまいたいんです。

もう「サボる」ためだけに「サボリたい」んです。

仕事も、生活も、趣味も、いろんな関係も
全部サボって放り出してみたいんです。

特段やることなんてなくていいんです。

家で二度寝かました後、寝間着姿で
ネットカフェ行って、
そのままフリーパックで
夜まで過ごすようなどうしようもない1日でも

宇都宮線に乗ってそのまま宇都宮で
やることもなくギョーザとラーメン食べて
ビール飲んでぶらぶらして手持無沙汰のまま
帰りの電車でうたたねするような1日でも

湘南新宿ラインで湘南まで行って
季節外れの海を見ながらコンビニで
ビールとタバコを買って中学生の
妄想みたいな
わかりやすい黄昏を味わう1日でも

シーシャをひたすらに吸い、
太宰を読んで陰鬱な気持ちに落ち込み
安いウィスキーでべろべろになって
家から1歩も出ない1日でも

どんな1日でもいいんです。

サボった時のあの感じ、あの感覚を
思い出したいんです。


もしサボリ続けたら人生どうなっちゃう
んだろう…
という小さな不安とそれを飲み込む
莫大な解放感。

皆が手をつなぐ社会の輪の中で片手の
小指を離したような小さな反抗。

自分の心の中に大人になれない部分が
あることをほんのちょっと誇らしく
思ってしまう恥ずかしい気持ち。

小学生の時はサボるとおもしろくも
ないのに教育テレビを見ていた。

高校生の時はマンションの屋上で
その時ハマった音楽を聞いてた。

大学生の時は途中の駅で降りて
大きな公園で子供を見ながら
ぼーっとしていた。

あの感覚を今、取り戻したい。

そんなことを思いながら、
まぁ今日は行っておくかぁ
くらいの気持ちで
へらへらして毎日仕事してます。

それもそれなりにそう悪くはないです。


PS.髪を切ったら変態古典教師になりました。
  

今日も何かを間違えた

日々の中で間違えたこと ずれたことを綴ります。 岩崎キリン:iwa191cm@gmail.com

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