●爪切り
爪は1週間に1度くらい切る。
ちょっと頻繁な方かもしれない、
彼女がいるわけでもないのに。
僕は幼いころから、手を褒められてきた。
指がとても細長く、爪の形も悪くない。
だからだろうか、手には少しだけ気を配る。
そんなわけで頻繁に爪を切る。
でも専用のやすりとかで磨いたり、
甘皮を切って整えたりはしない。
そこまで行くと、男らしくないような気がする。
男らしさを保ちつつ、綺麗な手でいたいのだ。
わかるだろうか、この複雑な男心を。
でも爪切りが安物なので、よくあらぬ方向に
爪が飛んでいく。
今回もHとKのキーの間に入り込み、
取ろうとしてそのままキーボードの中に
入り込んでしまった。
まぁ、別にいい。
そういうのに気にしないのも男らしいと思う。
あと、ハンドクリームは一人で買えない。
誰かと一緒でないと選べないのだ。
これは男らしくない。
でも、しょうがない。
これはもうそういう性質なのだ。
今のハンドクリームを使い切ったら、
誰かとまた買いに行こうと思う。
何一つ男らしくないが、
まぁ、手が綺麗だしいいか。
●買えないもの
一人暮らしを始めてからというもの、
貧乏性に拍車がかかったのか買えないものが
やたらと増えた。
まずスーパー、300円以上の食品は買えない。
ここ何年か買った記憶がない。
米くらいだ。
僕はとてもお菓子が好きだから、
いつでもお菓子が食べたいのだが、
どうしても300円以上のものは買えない。
コンビニの品物も買えない。
新発売のグミとか、チョコとか、
美味しそうなサンドイッチとか。
全然買えない。
誰かといる時なら「よし」ってことにしてる。
これは食費ではなく、交際費だから。
ケチと思われたくない気持ちも
大いに影響しているだろう。
最近はカップ麺もなかなか買えなくなった。
あと、マックも買えない。
たまにハンバーガーが食べたくなるが、
マックに入店する勇気はわかない。
入るとしたら富士そば、インドカレー屋、
たまーにラーメン屋くらい。
マックくらい一人でいけよ、
と思うだろうが何だかいけないのだ。
誰かこんど一緒に行ってくれないか?
●買うようになったもの
花を買うようになった。
今もピンクのガーベラが僕のテーブルで
しずかに揺れている。かわいい。
なんだかこういうええかっこしいの物は、
躊躇せず買うことができる。
ええかっこしいだから。
お土産も割といいやつを買う。
ええかっこしいだから。
お土産のセンスを褒められたいのだ。
本も買える。文庫だけど。
これはかさばらないから。
そもそも買うほど欲しい本は
村上春樹くらいだから無問題。
調味料も買える。
割とちゃんと使うし、調味料が豊富だと
なんだかしっかりしている人間だな…
って思うからだ。
テンメンジャンが今家の中にある
調味料でトップかな。
テンメンジャンがある、一人暮らしの男、
いいじゃんね。
明日はオイスターソースとテンメンジャンを
使った鶏肉とえのきの炒め物を弁当にしよう。
ほら、なんとなくオシャレだ。
オシャレか?
PS.洗浄液の中のコンタクトレンズって
たぶんスゴイ気持ちいいんだろうな。
僕もそういう気持ちになってみたい。
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