シーシャのあとやはりサウナへ。
ビルの8階。
saunalabへ。
ここはフィンランドのサウナに
とても近いサウナと呼ばれている。
男女共に入れるサウナがあり、
水風呂ではなくアイスサウナで身体を覚まし、
共有スペースでくつろぐ。
梯子で登って小さなロフトのようなところが
サウナとなっている。
定員2.3名くらいのところでセルフロウリュを
して楽しむ。
もうひとつ、定員8名ほどのサウナがある。
ここもセルフロウリュができる。
そして人が少ない時は寝転がることができる。
ここは"ととのう"ではなく"やすらぐ"
サウナであった。
シャッと出てふたたびシーシャ。
ここではホスト崩れのような店員が
対応してくれた。
だが何より気になったのはBAKIをスクリーンで
投影していたことだ…
烈海王の名シーン、人をおぶったまま
川を走って渡るところで僕は笑いが
堪えられなくなった。
しかし店員は真剣な顔をしてみていた…
彼は何を烈海王から学ぶのだろう。
彼もまた、地上最強を諦めた男の1人なのか。
わからない。
シーシャはふつうだった。
名古屋駅に移動し、お土産を買う。
その後、夕飯に悩んでいた。
何も食べたいものが無い気分だ。
じゃあ食べなければいいかと言えば
そんなことはない。
この後は名古屋駅のウェルビーに行くのだ。
万全のコンディションで行きたい。
しかし、何も食べたくない。
なら食べなければいいだろ、
僕Aがいう。
いや、何か食べなければならないよ。
せっかく名古屋に来たのだ。
名古屋グルメを食べねばなるまいよ。
僕Bが反論する。
しかし変に食べて印象が悪くなったら、
それこそこの旅を損なうのではないか?
僕A。
それも含めて旅の醍醐味だろう。
あんま美味しくなかったなぁと思い出して
苦笑いすることも風情だよ。
僕B。
食べたい時に食べ、そうでないのが
人間は1番だろうが。なぜわからん。
A。
この後はサウナに入るのだから、
ある程度腹に入れるべきだ。
そうでなければ空腹で夜行バスに乗り込む
ことになるぞ。
B。
もうじゃんけんでもして決めて欲しい。
だが間違いなくA=Bであり、A=B=僕なのだ。
僕は名古屋駅地下レストラン街を歩いた。
味噌カツのポスターが目に入った。
やはりここは、味噌カツを食べて
名古屋グルメの締めくくりとしよう。
僕は店に入り、ペラペラとメニューを眺めて、
店員に注文した。
「どて煮丼ひとつください」
ここでまさかの味噌カツ丼をスルー。
メニューの端に写真もなく一文だけ載っていた
どて煮丼をオーダーする。
どて煮丼は豚肉を名古屋の味噌で煮込んだ
どて煮をご飯の上に敷き詰めた名古屋伝統の
ローカルフードである。
食べてみると、想像通りしょっぱい。
名古屋ーって感じの味だ。
美味しいと言えば美味しいのだ、
しかしそこには
これが名古屋の味だぎゃ
という強い主張があった。
なんのかんの言いながら完食し、
ウェルビーへ向かう。
ウェルビー名駅店は
都市サウナのアップグレード版であった。
やはり森のサウナの熱さが素晴らしい。
セルフロウリュで熱くした後水風呂に
身体をつけると羽衣が身体を優しく包む。
チェアベッドで休む。
あぁ…
僕はウェルビーに抱かれに抱かれた。
夜行バスに乗り込み、帰る。
名古屋は名古屋グルメの街ではない。
ウェルビーの街だ…
深夜の刈谷SAは妖しく光っていた。
僕はタバコを吸いながら、
さて次はどこに行こうかと考え始めた…
僕の中のベストウェルビーは今池店です。
ps.今回の旅行前に鼻毛をワックスで
抜かなければと思い、赤羽のドラックストアを
全て回ったが見つからず、川口まで行きました。
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