パターン3.烈海王
中国4000年の歴史を引っさげた中国拳法の天才。
作中でも屈指の強キャラで、準決勝でバキと
激突するのだが、彼のウォーミングアップは
壁を高速で殴りつけると
ザアー・・ッ てなる。
いやならねーだろ。
更に試合中、バキに首を折られるも
自分で蘇生。その後結局バキに負ける。
パターン4.ジャックハンマー
バキの決勝の相手であり異母兄弟。
強さの秘訣は違法薬物と異常なトレーニング量である。
このキャラクターの強さの描写において、
作者・板垣の一流のセンスが光る。
違法薬物を飲むジャックなのだが
蓋を開けた瞬間漂う煙。
「ジジ……」という効果音。
この1ページだけで
なんだかわからないけどとてもヤバイ薬
ということを端的に描写している。
更に作中でも1.2を争う抜群の名言を彼が放つ。
「日に30時間の鍛錬という矛盾」
僕はこれを見た時、大笑いした。
1日=30時間。
6時間はどこからきたのか。
次の日18時間になるじゃねーか、アホか。
などといった突っ込みは野暮。
ジャックハンマーは明日を捨てた戦士なのである。
(あまりの薬物投与にこの試合後死ぬと宣告されるも、
謎理論により耐える。耐えるどころか強くなる。)
おまけ."オーガこと範馬勇次郎"
範馬勇次郎というバキの父親がこの漫画内
最強のキャラなのだが、最強を描きすぎて
もうむちゃくちゃである。
勇次郎のチョップで肩から胸までがめり込む。
勇次郎の手にかかれば人間など軟体動物である。
なお、このやられている天内悠という男は
数話前に勇次郎のお墨付きで参加した男です。
自分で紹介し自分で壊す。
究極のマッチポンプ、勇次郎。
グラップラー刃牙はその後
「バキ」「範馬刃牙」「刃牙道」「バキ道」と続く。
(刃牙道とバキ道の違いは何なのか、考えてはいけない)
ギャグ漫画、IQが低いほど楽しめる漫画などと
揶揄されるが、独特の魅力があるのも確かである。
名シーン、名台詞がとにかく多く、
深く考えなければ楽しめる漫画である。
男子諸君は一度読んでみてもよいかもしれない。
(初期のグラップラー刃牙は絵がめちゃめちゃに下手で、
なおかつ範馬勇次郎がダサすぎるのでより笑えます)
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