「何かおすすめの漫画ある?」
この質問は非常に難しい。
自分のセンスを問われている気がしてならない。
だから少しオシャレぶった作品を
つい選んでしまいがちである。
ここではそういった背伸びをした場合と
入れなかった場合の2パターンの
おすすめを皆さんに紹介したい。
〇おすすめの漫画(背伸び)
「宇宙兄弟」
非常にバランスの良い漫画。
老若男女に薦めることができる。
熱さと緩さがちょうどよく、
感動することもできる作品。
読んだことない人はぜひ読んでほしい。
次点「ザ・ファブル」「ジャイアントキリング」
●おすすめ漫画(背伸びなし)
「スラムダンク」
初期の赤城の髪型が気持ち悪い、
後期になればなるほど晴子が不細工になる、
展開が非現実的すぎる、
などなど欠点を上げればキリがない。
しかしそれら全てを帳消しにして有り余るほどの
魅力がこの漫画にはある。
更に言うならば全31巻の内、
25-31巻の山王戦がこの漫画の魅力の
9割を占めていると言っても過言ではない。
全てのスポーツ漫画の中で一番のベストゲームと
断言してもいいほどこの山王戦は濃い。
それまでももちろん面白い、
があくまで序章である。
読み込めば読み込むほど新しく感動する
シーンが出てくる漫画である。
ぜひとも読んでほしい。
〇おすすめの映画(背伸び)
「LEON」
ジャンレノの渋さと温かさ、
ナタリーポートマンの可愛さと儚さ、
ゲイリーオールドマンの底抜けの狂気が光る。
とにかくナタリーポートマンがかわいい。
ジャンレノとのちぐはぐながらも
温かい関係性がシリアスなストーリーとの
ギャップを生み出し萌えを加速させる。
フランス映画の雰囲気に
アメリカ映画のアクション性を組み合わせた
両国合作ならではの出来。
良いとこ取りの作品である。
ロリコンにもお勧めできる作品。
●おすすめの映画(背伸びなし)
「ピンポン」
人生で一番見た映画。
窪塚洋介が好き。とにかく彼の演技がいい。
BGM、わかりやすいストーリー、
ヒロインがいないのに本当に爽やか。
この作品のオーディションに臨むにあたり
中村獅童は眉毛を全剃りして挑んだらしい。
気に入る人は気に入る、そうでない人は
全くなピーキーな作品だと思う。
〇おすすめの本(背伸び)
「アルジャーノンに花束を」
知的障害を持つ男性に脳手術を施す話。
彼のモノローグをなぞる形で描かれるため、
最初は簡単な言葉しか使われず、
ひらがなだけの文章である。
それが手術後段々と高度な文章となっていく。
その手法も面白いのだが、やはりストーリーである。
知的障害の自分を周りがどう見ていたか、
そして知能を持った自分が今どう見られているか、
その変化の中で喜びと苦悩と葛藤を
抱く様子をまざまざと見せつけられる。
非常に感動できる作品。
読みやすいのでおすすめである。
高校生以上におすすめしたい。
●おすすめの小説(背伸びなし)
「カンガルー日和」
村上春樹の短編集。
村上エッセンス前回の作品だ。
その独特の比喩表現が
ホテルのビュッフェのごとく食べ放題である。
村上春樹を
「あぁ、村上春樹ね、ジャズとセックスと
まわりくどい言葉の使い手ってイメージ」
という人は一度短編集かエッセイを読んでほしい。
それなりにイメージが変わるはずである。
この中の「駄目になった王国」という
話が僕は世界のすべての短編の中で一番好きだ。
もう、おすすめっつーか僕が好きってだけだ。
とにかく、村上春樹はいいぞ。
PS.外堀沿いにちょっとでかめの鳥がいました。
なんて名前なんでしょう。知りたいです。
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