2019年にたくさん聞いた歌の歌詞で
特に好きな部分を羅列していきたい。
①【水星】tofubeats.feat仮谷せいら
「めくるめくミラーボールのって
水星にでも旅にでようか」
2019年一番聞いた曲かもしれません。
非常によいですね。
「めくるめく」と「ミラーボール」の
合わせ技によって伝えられる深夜のフロアーの
空気。続く「水星にでも旅にでようか」の
浮遊感とランデブー感が非常に心地よいです。
②【KISSから始まるミステリー】山下達郎.featRYO
「夜更けの歩道を渡りながらも一度キスを
しようよ。世界中敵に回して愛してもいい」
以前も書きました。
危うく気持ち悪く素敵な曲です。
夜更けの歩道でキスという日常的な場面から
世界中敵に回して愛してもいいという
非現実的な空想への飛躍がナイスです。
この「二人の恋愛問題が世界に波及する」のは
様々な作品に使われているテーマで、フィクションの
鉄板的パターンのひとつです。
最近では天気の子なんかでもこれと同様の
構図をとっておりましたね。
③【プラスティックラブ】竹内まりや
「夜更けの高速で眠りにつくころ
ハロゲンライトだけ妖しく輝く」
2019年に再び脚光を浴びた名曲はやはり
この曲ではないでしょうか。
全体を通して感ぜられるcitypopの空気、
そしてその中でもこの一文は非常に濃厚です。
夜更け、高速、ハロゲンライト、妖しく輝く。
citypopの波状攻撃です。
おなかいっぱいになるほど食らわせてきます。
この曲は山下達郎verも非常によいです。
tofubeatsもカバーしております。
ぜひ聞いてください。
④【明るい未来】never young beach
「流れゆく日々を過ごして
変わりゆく街に驚かされても
二人でならんで歩こう
それすらもきっと歌になる」
チープで陳腐でシンプルです。
なんだかフォークソングのような
雰囲気も漂っております。
いろんなバンドがこれと同じような事を
書いて歌ってきたと思いますが、
never young beachは今の音楽シーンを
ばしっと捕まえたまま歌っています。
だからありきたりでもいいな、って思うんですね。
緩やかな幸せの中に包まれた歌詞が
サウンドとマッチして実にイイ感じです。
この曲は全体的にカントリーっぽいような、
フォークっぽいような要素が入っていて、
牧歌的でのどかな空気があっていいんです。
いいんですよ!
⑤【きっと言える】荒井由実
「南に向かう船のデッキで波を見つめて
もしも夕日が綺麗だったら話しかけるわ」
citypopという言葉が出る前から
ずっとcitypopの最先端を走り続けるユーミンの
名曲です。
語る必要もないくらいの一文です。
ユーミンの歌詞はどれも「イメージさせる力」
がずば抜けていて、さらにそのイメージがとても
洗練されているんです。
本当に語れることがないので、ここまでにします。
PS.先日、地下鉄乗車中にAirdropで
動画が送り付けられてきました。
おぉ、これがかのAirdrop痴漢か、と
身構えましたが、家族でイルミネーションを
見る様子を撮影した動画でした。
セルカ棒で取られたそれはとても楽しそうで、
僕も思わずほっこりとしました。
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