キメトに行ったよ♪
(シーシャ屋のレビューをするなんて
おこがましいし、いかにもシーシャ通(笑)
みたいで気持ち悪いけど、
書かずにはいられないので書きます。)
時は満ちた…
電話での予約はできないため、
わざわざこのためにツイッターを始めた。
期待は膨らみに膨らみ、破裂。
夏祭り後の商店街に捨てられた水風船の
残骸ほどの気持ちを抱えて向かう。
浅草ホッピー通りの隣、浅草六区通りにある。
店の外観を一言で言うならば、小さく怪しい。
まったく人が入らないエジプト土産屋、
といった形であろうか。
少し気だるそうな雰囲気で店主が現れる。
入店。
オープンと同時で、客は僕のみ。
店内は狭く、7名ほどで満席だろう。
いろんなところに備え付けられている棚は、
埃をかぶっている。
はっきりいって内装もこだわってる感じはない。
というかむしろ、雑。
男子大学生を3.4人集めて、
エジプトカフェっぽくしろ
と言ったら3日でこんなんできましたら
って感じだ。
なんだか拳法の達人が山奥のあばら家に
住んでいるみたいだ。
さっぱりめのフルーツ系でオーダー。
フレーバーは自家製の梨。
すこしグァバとレモンミント
さらにフランス産のシーソルトと
凍らせた生グレープフルーツ。
シーソルト?
凍らせた生グレ?
オリジナルの梨フレーバーは
既存のフレーバーを何種類か混ぜ、
更に洗いをかけた後煮詰めた梨を
混ぜたりいろいろするらしい。
もうこの時点で情報過多気味だ。
吸い始めはゆっくり吸ってくださいという
店主の言葉に従って丁寧にゆっくり吸う。
なんだか初めてシーシャを吸った時の
気持ちを思い出す。
このシーシャは丁寧に味わいたい。
店主もシーシャを客に合わせるというより、
自分のイメージするシーシャに客を
うまく誘導していくようなイメージで、
非常に繊細なバランスの上に成り立つ味。
下手な吸い方は出来ない、したくない。
緊張すら覚える。
細かいメンテナンスを加えるたびに変化していく
風味を味わっていると、あっさりと時間が過ぎる。
淡い梨の味わいが始めに香る。
次第に爽やかさが入り、梨のシャーベット
の様な風味になる。
そこからシーソルトの風味が出始めて、
清涼感が強くなる。
それに合わせてレモンが顔を出して、
梨が裏に隠れる。
その後、凍った生グレが出始めると同時に、
グァバがメインで香る。
最後に甘い梨の香りが全面に出て、
ゆっくりとフェードアウトしていく。
覚えているだけでも下記のようなルートを辿った。
薄い梨→梨シャーベット→梨→梨シーソルト→
シーソルト→シーソルトレモン→
シーソルトレモンミント→
レモンミントグレープフルーツ→
グレープフルーツグァバ→グァバ→グァバ梨→
甘い梨
10分に1回は手入れが入り、そのたびに味が
変化していく。
「円を描いて熱が入っていくようなイメージで
吸っていくと味が綺麗になる。」
「最初の20分は煙を出すよりもフレーバーの
うまみを閉じ込めて引き出すための準備。」
「吸い方でその人がどんな感じでシーシャ
立てるか大体分かる。」
「次来る時はたぶんもっと上手く吸えるし、
家で立てる時も今日みたいなことを
意識すればもっと上手くなるよ。」
今までで一番丁寧に真剣にシーシャを吸った。
3時間も吸ってまるで味は落ちなかった。
reiくんの言っていた「別格」の意味が
はっきりとわかった。
他のシーシャ屋がシーシャに対して1、2方向
からのアプローチをしている中、
キメトは360°からのアプローチを
かけているようなそんな印象である。
本当に圧倒的に美味しかった。
また、近いうちに行きたい。
PS.「お客さんはシリコンボウルより
80feetの方がいいですよ。」
この一言であっさりとターキッシュと
80feetを購入してしまいました。
上手く立てるって、そういうことじゃないと
わかっていながらまんまと買いました。
エジプシャンも買いたいです。
0コメント