僕の心のやらかい場所

スガシカオの「夜空ノムコウ」の一文である。


このスガシカオという男は

たびたびカタカナで書く癖があり、

「アイタイ」「ココニイルコト」

「イジメテミタイ」

などの曲を発表している。


そう。

痛い男である。


しかし、そんな痛さが癖になる人も多く、

僕もその一人である。


特に「ココニイルコト」は

深夜に一人で聞くとなかなか染みるので

ぜひとも試してもらいたい。


さて、表題に戻る。(なんか前回もこんなパターンだったな)


僕の心のやらかい場所だが、

「絵本・ノンタンシリーズ」である。


僕はこのノンタンシリーズを読むと

無条件で泣きたくなってしまう。


いたずら好きのノンタンが他の動物と

関わっていく中で、ルールを学んでいくという

幼児向け絵本である。


wikiには下記の通り書いてある。

ノンタン 主人公たる白猫の男の子。

やんちゃでわんぱくで元気いっぱいであるが、

ちょっぴり気弱なところもある。

いたずら大好き、遊ぶの大好きであり、

色々なものに興味を持つ。

わがままであるが、本当はやさしい友達思いである。

宝物は赤い自動車と赤いギター。




わがままだけど本当は優しい友達思い。

泣ける。



ヤバイだろこんなん。



少女漫画に出てくるライバルキャラじゃんか。

「君に届け」の胡桃沢かよ。



宝物は赤い自動車と赤いギター。

泣ける。


赤い格好いいものが好きなんだろうな

きっと傷ついたりしたら泣いちゃうんだろうな

でも森の動物たちが優しく諭して、

傷つけちゃった動物とも仲直りして

みんなで最後は笑顔になるんだろうな。



泣く。





更にエピソードを紹介したい。



「ノンタンぶらんこのせて」

ではブランコを独り占めしてしまう

ノンタンにみんなでブランコは使うものだよと

優しく他の動物たちが教える。




泣く。




ノンタンはみんなの言葉をすなおに聞く。

動物たちは優しくノンタンに教える。

僕は泣く。



そこには邪気が全くない。

嫉妬・欺瞞・犠牲・失望・妥協…

そういった感情は全くない。


純粋な愛のみである。

優しい世界で優しい動物たちが生きる。

理想郷。

なんだよそれ。ずりぃよ。

俺もそこで生きたいよ。


ノンタンと一緒にバンド組みたいよ。


赤い車に乗ってTUBE流しながら

湘南あたりをドライブしたいよ。



現代の人間が忘れてしまった大切なことは

幼児向け絵本に書いてある。


みんなもぜひ今一度読んでほしい。

幼児向け・児童向け文学にどれだけの

メッセージが込められているかわかるから。


今の歳になったから気づけるテーマがあるから。






赤羽図書館の幼児コーナーで

ノンタンを読みながら必死に涙をこらえている

男がいたら、それは自分です。


たぶん近いうちに出入り禁止になると思います。




PS,いとうあさこにすごい欲情する日が

     一年に一度くらいあります。なんででしょうね。



今日も何かを間違えた

日々の中で間違えたこと ずれたことを綴ります。 岩崎キリン:iwa191cm@gmail.com

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