春じゃん、春

もうすぐ28歳になる。

3月の下旬が誕生日なので、早生まれの中でも
なかなかの早生まれっぷりである。

僕は早生まれを得だと思ったことはないが、
損だと思ったこともあまりない。

早生まれのせいか成長期が遅かったので、
バスケ部でありながら小金持ちの
子どものようなぷにぷにとした
体形であり続けたこと…

20歳になるのが遅かったため
びくびくしながらお酒を飲んでいたこと…
(コウイッチの保険証を借りていた時期もあった)

20歳になったらバーで働こうと思っていたが
既に友達の紹介で入ったステーキ屋で
バイトリーダーの様になっており
やめることができなかったこと…

これくらいである。

そんな僕も、もう20代後半である。
いよいよ本格的に三十路が見えてきた。

「もう30なんだからいいかげん…」

と誰かからなにか言われたりするのだろうか?

いいかげん…の後に続く言葉は何でもいい。
結婚でも、仕事でも、身なりでも、
どんな言葉でもくっつけることができる。
説得力というか、ちょっと何とも言えない
パワーみたいなものを言葉に込めることができる。

でも言われる方はなんとなくいい気分でない。
30歳だからなんだってんだ!好きにさせろ!
まだまだ大人になりたくない!

なんてトイザらスキッズのようなことを言うと
「もう30なんだから落ち着いたらどうだ…」
とどこからか聞こえてきそうだ。

この場合は正しいですね、30にもなって
大人になりたくないなんて言ってたら
ちょっと本格的に危ういですもんね。

「30歳」と打ち込むと予測変換に
「30歳 女性」「30歳 貯金」「30歳 貯金無し 男」
「30歳 女性 結婚 焦り」「30歳 出産 遅い」
などと出てくる。

20代で男性で貯金もある僕でも、
なんだか焦る気持ちとなってしまう。

にしても男女差がかなりありそうだ。
「30歳 男性」と「30歳 女性」で
それぞれ見てみよう。

「30歳 男性」の後に続く予測変換は
「平均 顔」「結婚願望」「プレゼント」
「平均年収」「結婚意識」「実家暮らし」

なんだかやたら平均を気にしている。
「平均 顔」ってどんな顔なんだろう。
結婚については「願望」「意識」と
具体性については薄い印象を受ける。
ひっそりと入っている「実家暮らし」に
静かなる闇の気配を感じる。

「30歳 女性」の後に続く予測変換は
「結婚 焦り」「貯金」「プレゼント」
「平均年収 手取り」「おばさん」「厄年」
「実家暮らし」

男性は結婚について意識とか願望程度だが、
女性は「焦り」である。
男性がふんわりと結婚を考える時、
同い年の女性はもう焦っている。
なんだかすごい。

大学2年の夏に友人がインターンに行っている話を
聞いた時と同じ気持ちが心に沸いた。

平均年収も「手取り」がくっついていたりと、
現実的、現実的だなと思う。
加えて、「厄年」が入っているのは面白い。

女性が「厄年」って言葉を意識しだすのは、
いくつからなんだろう?
いつの間にかみんな言い始めてる。
女性だけに通達されてるの?
占いにも行くように勧められてるの?

男性が「厄年」を意識するのは
お正月に「佐野厄除大師」のCMを見たときだけです。

「方位除」ってあるけど、方位を除けるって
いったいどういうことなの?

「今度の連休どっか旅行いかない?」
「今年は寅の方位が悪いから東北以外がいいな!」

なんて会話、聞いたことないんだけど、
僕の知らない女性の世界では普通に
繰り広げられているのかな?誰か教えて?


28歳になっても、アホなことばかり考えていそうです。
やれやれですね。


PS.最近ラジオを聴くようになってきており、
  順調なるおじさん化が進んでいます。

今日も何かを間違えた

日々の中で間違えたこと ずれたことを綴ります。 岩崎キリン:iwa191cm@gmail.com

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