僕は学生のころ、やたらとカップ焼きそばが
好きでよく食べていた。
なぜあんなに好きだったのかはわからない。
おそらく、だれにでもあると思う。
カップ焼きそばをなぜかよく食べる時が。
今でも無性に食べたくなる時があるが、
3口で飽きる。
カップ焼きそばは6口くらいで食べ終わらないと
いけない食べ物であると思う。
それくらいで食べないと、どんどんと
食欲がなくなっていく。
どう見ても体に悪く、食べてみても体に悪いが、
たまーにすこし食べたくなる、
それがカップ焼きそばである。
唐突にであるが、メジャーなカップ焼きそばの
ランキングをここで行いたい。
なぜなら、人々はランキングが好きだから。
※ここでは入手しやすいもののみを掲載します。
なお、入手しやすさは僕の主観です。
5位 ごつ盛りソース焼きそば
ある意味、ごつ盛りはランキング内に入れる
必要のないカップ焼きそばと言える。
ごつ盛りを食べるような人間は例外なく
腹がめちゃめちゃ空いているか、
たいして手間をかけずになんとなく食べたいか、
の2択しかいないのであり、
ごつ盛りが食べたくて仕方ないのだ、
という人間はいない。
必然、海原雄山のように料理を一口食べて
目を見開き、ブチ切れるような人間はいない。
味を意識するような人間は
ごつ盛りを食べない。
少し気にしたとして、無造作に
マヨネーズを足す程度のものである。
ごつ盛りの主なメインターゲットは
中学生から20代くらいの男性だろう。
安く、早く、それなりに腹を満たす、
シンプルなニーズに対するこれ以上無い
回答=ごつ盛りソース焼きそば。
よって、5位でありながら、ごつ盛りは
ごつ盛りとして強い存在価値を示すのだ。
※なお、こいつも
ほぼごつ盛りと同等の存在です。
4位 ペヤングソース焼きそば
ペヤングもまた、ランキングの外にいる
ソース焼きそばである。
2品続けてランキングしておきつつ、
ランキングの外にいると言ってしまい、
大変恐縮だがわかって欲しい。
ペヤングはソース焼きそばであって、
ソース焼きそばではない。
ペヤングはペヤングという独自の味を
永遠に提供し続けている。
なので、ソース焼きそばを求めてペヤングを
買ってしまうと、
なんか違うわ…
ってなるし、逆にペヤングを求めて他の
ソース焼きそばを買っても、
なんか…違うわ… となる。
ペヤングの独特のスパイス、あれが
紛れもなくペヤングをペヤング味に
させている張本人であろう。
ペヤングは「ソース焼きそば」という
カテゴリーに無理やり分類させられた感じが否めない。
なんだか、クラスの中で一人だけ浮いている
転校生みたいで、少しかわいそうだ。
まぁ、そこまでペヤング好きじゃないから
いいんだけど。
3位 昔ながらのソース焼きそば
一時はこれを好んで食べていた。
昔はソースが粉末だったのだ。
それが美味しかった。
昔ながらのソース焼きそばの昔である。
それはつまり、いつのことなのだ。
遠い昔のことか?意味がわからない。
今では液体ソースに変わった結果、
すこしジャンキーさというか、カップ焼きそば
特有のウッとする香りが強くなった気がする。
もちもちした麺は食べ続けるとすこし
飽きを感じてしまう。さらに、ソースは
液体となって濃さが増したように思える。
より、飽きやすい。危険である。
飽きたカップ焼きそばなんて
この世の食べ物でもトップクラスの
どうしようもない食べ物なんだから。
とにかく、飽きる前に、冷める前に、
空腹感が消えないうちに食べるのが
カップ麺の鉄則だろう。
早く食べ過ぎて食べた気がしないのも、
カップ麺の特徴だろう。
その後、軽く気持ち悪さすら覚えるのも、
カップ麺の特性だろう。
そんなカップ麺のダークサイドを
余すところなく詰め込んだ
昔ながらのソース焼きそばである。
2位 明星一平ちゃん 夜店の焼きそば
一平ちゃんの特徴と言えば
からしマヨネーズである。
カップ焼きそばの「飽き」を
マヨネーズのパワーでもって解決すようとする
強引なその作戦は「私の戦術はロナウド」と言った
バルサ監督ボビー・ロブソンを彷彿とさせる。
しかし、僕が注目したいのは、その
からしマヨネーズ以外である。
麺は細目のちぢれ麺であり、ソースが良く絡む。
これが、マヨネーズともうまくフィットする。
加えて、いぶし銀的な活躍をするふりかけ。
青のりと紅ショウガとソースの香りが
なんとなくするようなしないような謎の
ふりかけであるが、僕はこれが好きだ。
これがあることで確実に一平ちゃんは
1ランク上の次元に進んでいる。
最初は普通に食べて、半分くらいになったとこで
マヨネーズをかけてジャンクに食べて、
食べ終わったところでちょっと
気持ち悪くなるのが、僕の食べかたです。
なお、一時期
これが出ていましたが、これは
一平ちゃんの美味しさをそのまま1.5倍に
したような商品で、とてもよかったです。
1位 UFO
既に予想はみなさんついていたでしょう。
日清が生み出した旨い・太い・大きいの
怪物、UFOです。
カップ焼きそばの中では断トツで
ソースがフルーティー、甘味すら
感じられます。
そして特徴的なのが麺。
もちもち麺でありながら、コシを感じられて、
非常に美味しいです。
噛み応えがあり、ソースとの相性も抜群。
他社の製品と比べて、食べた後の不快感が
少なく感じるのも好ポイントです。
強いて難点を上げるとすれば、
ふりかけが貧弱であるということくらい。
ソースと麺、ソース焼きそばに一番大切な
2つの要素を最も高めたのがUFOだと
私は感じました。
よって、文句なく一位です。
おまけ 西友のカップ焼きそば
何の変哲もなく、美味しい。
これといった特徴はないが、悪くない。
UFOに近い系統のソースに、一平ちゃんと
昔ながらの間くらいの麺である。
なんというか、リアルなカップ焼きそば。
ごつ盛りを女性が食べていたら少し
「おぉ…やるねぇ…」となってしまうが、
西友のを食べていてもどうにも思わない。
普遍的なカップ焼きそばである。
なお、食べた後の不快感は普通にある。
PS.今回選定から外した
「焼きそば弁当」「バゴォーン」
「モッチッチ」「日清ソース焼きそば」
「オタフクお好みソース焼きそば」
「セブンプレミアムソース焼きそば」
「東京浅草ソース焼きそば」
この中で一位を決めるとしたら、
オタフクお好みソース焼きそばです。
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