日付が変わるか変わらないか、
それくらいの時間に僕は駅から自宅への
帰路についていた。
先日、この帰路で火事が発生したみたいだ。
駅のエスカレーターを上がると、
パトカーと救急車目に飛び込んで来た。
さらに角を曲がると消防車。
どこの路地にも消防車。
消防車だけで6台くらいあるのではないだろうか。
沢山の警官と消防隊員。
総員で40名くらいいそうだ。
そんなに大きな火事ではなかったようだが、
こんなに沢山の人が出てくることに驚いた。
どこの路地も封鎖しているせいで、
僕はやたら回り道をして帰ることになった。
志茂には"塔"がある。
コンクリートでできた六角形の塔。
とても無機質で飾り気のない冷たい塔だ。
赤い航空障害灯がちかちかと瞬く。
空には雲ひとつなく、星がよく見える。
オリオン座見える。冬の大三角も見える。
シリウス、ペテルギウス、プロキオン。
いつも位置があやふやだ。
たしか1番下がシリウス。
オリオン座の１つ、
すこし赤く光っているのがペテルギウス。
そして左上に光っているのがプロキオン、
だったはずだ。
後で調べてみよう。
タバコ臭くなったコートとマフラーに
消臭スプレーをかけて、僕はシャワーを浴びた。
丁寧に身体を洗って、シャンプーをして
トリートメントをした。
身体を拭いて、シャツと部屋着に着替え、
化粧水と乳液を塗った。
鏡でしげしげと顔を見る。
自分の顔は何回見てもしっくりこない。
老けたような、たいして変わらないような。
太ったような、太ってないような。
そもそも自分が見ている自分の顔を、
他人も見ているのだろうか。
僕が僕の顔を見るときに、潜在意識下で
いい方向にバイアスをかけていたりするのでは
ないだろうか。
写真で見る時の自分と、鏡で見るときの自分は
なんだかすこし違うように見える。
まぁそもそも顔なんて人の好みだから
自分の印象の良い悪いなんて大したことではない。
とわかっているがたまに考えてしまう。
ワイン瓶にはオレンジ色のバラと
黄色いスイートピーを活けている。
バラの色というは本当に綺麗だ。
おそらく花の中で一番品種改良された種だと思う。
バラにはオールドローズとモダンローズがあり、
みんなが想像するバラはモダンローズである。
最初のモダンローズが登場したのは1867年。
150年以上も前からバラを綺麗にすることに
情熱を注いでいた人がいたということだ。
1867年というと、日本はまだ江戸時代の
慶応である。
最後の徳川将軍、徳川慶喜が大政奉還をして
天皇にその政権を返上した年である。
そんな頃、他国ではバラを研究している人がいる。
世界は本当に広く、その文化の進み具合もまったく
違うもので非常に面白い。
ちなみに研究していたのは
ギヨ・フィスいうフランス人。
さすがフランス、美を求める国民性は
他の追随を許さないものがある。
部屋が本当に寒い。
カーテン2枚使いとかはしゃいでた数ヶ月前の
自分に伝えてやりたい。
それ、効果無いよ。
ソファすごい冷たいよ。
ソファが冷たいってこと、ある？
一人暮らしをして初めて
冷たいソファっていうのを経験した。
一人暮らしはほんと、いろんな発見がある。
ps.別に巨乳派ってこともないし、
付き合う人の胸の大きさなんてどうでもいいと
思っているんですけど、
それとはまったく別次元で、
巨乳を揉みしだきてえ…
って時があります。たまに。
0コメント