くらくらするよ、ユーミン

くらくらするよ、ユーミン
ユーミンの歌詞はきらびやか。
どこまでもアーバンでメロウで
やさしい歌詞をイントロデュース!

①「COBALT HOUR」
あなたは昔 SHONAN-BOY
わたしは昔 YOKOSUKA-GIRL
なつかしすぎる海が見えたら
二人の胸によみがえる恋

見えましたか?
夕陽に染まる海辺を流す二人の姿が。
あまりにベター。あまりにロマンス。

湘南ボーイ横須賀ガールなんてだっさい言葉を、
わざわざローマ字にしてよりださい方向へ
振り切っちゃう潔さ。
たまんねぇ~。

②「14番目の月」
つぎの夜から欠ける満月より
14番目の月が一番好き

14番目の月は満月の1日前の月です。

なんでしょうね、この感じ。
ピークの1歩手前が1番いい、っていう感じ。
わかりますよね?
いろんな気持ちが込み合ってて
ピークを超える120%の気持ちになる時。

それを"14番目の月"って言葉で
表現するんです。どこまでムーディーなの。
まいっちゃうよ。

③「やさしさに包まれたなら」
小さい頃は神様がいて
不思議に夢をかなえてくれた
やさしい気持ちで目覚めた朝は
おとなになっても奇蹟はおこるよ

あったかい…
どこまでもあったかい歌詞…
クリーム色の光に包まれるような
やさしさに満ち満ちています。

ポイントはやはり
"おとなになっても"

現実でぎゅうぎゅうになっている都会人を
やさしく解きほぐすような
純正シティポップシンガー:ユーミンの
魔法のような言葉にたまりません。

④「さざ波」
愛が終わるのを繕ったら
明日を生きるのに遅れたわ
オールももたず漂いながら
やさしい人に手紙を書きたい
心も文字もすこしゆれてる
グレイの影とわたしだけの10月

これを明るい曲調で歌えるのが
ユーミンの奥深さである。
一文一語にせつなさが滲んでいるのに
さらりと綺麗に歌うので悲壮感を
感じさせない。

相反する要素を抱き合わせながら
高次元へと昇華させるセンス。

心も文字もすこしゆれてる…
くぅぃ~……!!

⑤「生まれた街で」
生まれた街の匂いやっと気づいた
もう遠いところへとひかれはしない
小さなバイクを止め風を見送った時
季節がわかったよ

はぁ~…
泣きそうになる歌詞です。
解説するのも野暮なくらいの
美しい情緒をたたえた歌詞です。
もう、そのまま味わってほしいです。

"季節がわかったよ"というワード。
この一語が無限の広がりを作り出しているんです。

はぁ~…
最高~……

この曲はユーミンの曲の中でも
僕がトップクラスに好きなので、
ぜひ聞いてください。



PS.先日自宅を掃除していたところ、
  見覚えのないピアスが出てきて
      怖くなってすぐに捨てました。

今日も何かを間違えた

日々の中で間違えたこと ずれたことを綴ります。 岩崎キリン:iwa191cm@gmail.com

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