俺もう東京出るんだかんな！コンニャロ！
という気合を入れて散財の日々である。
先日はお昼休みにちょっといい蕎麦だけでは
あきたらず、ランチビールをオーダーした。
同じ職場の人が来るか来ないかのスリル…
食欲では飽き足らずギャンブル性すら
求めてしまっている、これはもう狂気。
なんなら、ちょっと見つかりたい。
なんとも言えないくらいの関係性の人に
見つかって
「はは…内緒でオナシャス」
ってちょっとやりたい。
気持ち悪いですね。
今日は家にある木材を処理した。
借りたインパクトをギュイイギュイイと
響かせてビスを外していった。
机と棚と壁を解体していると、
それぞれ作った時の思い出が蘇った。
特に思い出深いのは、隣の公園で
テーブルの支柱を切っていた時のことだ。
あれは初夏とは思えない陽気の時だったと思う。
僕とｺｳｲｯﾁは汗をたくさんかきながら、
ノコギリで木材をギコギコと切っていた。
iPhoneからはビートルズが流れて、
時折吹いてくる風が心地よかった。
ふぅ…疲れた…
なんて思っていたら、夏木マリを1週間天日干しにしたような女性がスーパードライを手に
僕らに近づいてきた。
「お兄さんたち！ビール飲むかい？」
ん…な…なに…？？
急にトレンディドラマでも始まったのか？
と思いつつも、今買ってきたばかりであろう
ビールはキンキンに冷えており、
僕らの喉はカラカラであり、断る術など
持ち得るはずもなかったのである。
「ありがとうごさぃぇす！！」
僕らは勢いよくプルタブを開けて、
一気に渇いた身体にビールを流し込んだ。
美味い。美味すぎる。
話を聞くとこの天日干しは近くで
パートナーと日向ぼっこをしていたところ、
汗だくの僕らを見かけてビールを差し入れて
くれたという塩梅であった。
なんと親切な人だろうか。
僕らはしばし談笑を楽しみ、その後
天日干しは帰路へとついて、僕らは作業に戻った。
陽気とビールとビートルズ…
美しき休日であった。
それがおよそ4年前。
時はあっさりと流れ去って僕は今1人、
夕陽が差し込む部屋で解体している。
全てが外された部屋は何だか少し広く見えた。
まだ寒い2月の終わりであった。
ps.食べログの星4-5が8割、1が2割の店に
人を連れていっていいのか、悩みます。
なんかドナルドが僕より偉そうで
ちょっとだけ腹立ちます。
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